べっ甲ピックの魅力、べっ甲ピックの製作過程、べっ甲ピックのアーティスト

べっ甲ピックの未来


べっ甲ピックの未来

べっ甲ピックに未来はあるのか?

べっ甲の原料自体が少なく、また、そのため「後継者」も育っていません。べっ甲業界そのものが今後、衰退していく現状があります。

平成5年当時、べっ甲の本場「長崎」は、市内に56の経営体がありました。職人も269人が働いていましたが、平成16年には、39経営体になり、職人も69人と200人の職人が廃業しました。

生産額も平成5年度は19億6000万円あったのが、平成16年度は4億8000万円まで落ち込んでいます。

日本で1番古い「江崎べっ甲店」(長崎)でも、平成5年以前に買い付けた原料を使っての生産を強いられているそうです。
やはり、原料がなくてはどうしようもありません。

通常のべっ甲細工は、薄い部分に原料を張り合わせて1枚の厚い板にして製作します。ところが、べっ甲ピックは、張り合わせをすると、その部分から割れてしまいます。

張り合わせとは?

薄い部分に他のべっ甲を重ねる。

貼り.JPG

重ねた状態(1枚の厚い板になる)

貼り2.JPG

これを仮止めして「万力打ち」をする。

(この過程の途中で張り合わせの部分を工具で削り、熱を加えるなどの工程があります。また、この張り合わせはとても難しく、熟練された職人の技術の見せ所なのです)

べっ甲ピックは、この張り合わせが出来ません。1枚もので厚みがかなりある原料でしか作れません。

いつまで出来るかは、「原料次第」なのです。

貴重なべっ甲ピックを大切にしたいものです。


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